3.14.2014

傷口の痛みは



約2年前、息子を産む時、帝王切開だった。

術後の傷口は想像以上に大きく、

麻酔が切れた跡の傷の痛みも想像以上だった。

私は自然分娩の陣痛の痛さも経験したが、

それとはまた違う、メスで身体を切った後の不自然な痛さは、

覚悟はしていたものの、もう2度と嫌だと心の底から思った。


息をするだけでも痛い、眠れない、起き上がる時や寝返りを打つときなどは

痛くて変な冷や汗がたくさん出る。

それほど痛いのに、出産(帝王切開)の翌日には、

看護士さんに「立ってトイレに行きましょう。」と言われ、驚いた。

それは無理!と、心の中で叫ぶだけでなく、

思わず看護士さんに向かって叫んだ。

すると、看護士さんはこう話してくれた。



「例えば、このまま一週間、安静に寝て過ごしたとしても、

術後、初めて立って歩き出す時の傷口の痛みは同じなんですよ。

つまり、自分の歩こうとする意志と力が、身体の痛みを癒していくんですよ。

だったら、ちょっとでも早い方がいいでしょ。時間がもったいないもの。」


 …そうなんだ。。

!!

そうだったんだ!!
  


どこまでも、自分次第なのですね。



この言葉は、辛い時、苦しい時などに、

ふっと出てきて、今でも私の力となってくれている。